2021年10月12日火曜日

最低賃金基礎知識

こんばんは、こうちゃんです。

先日、若者の低収入の話などをした際に、最低賃金にも言及しておりましたので、
ちょいとそこにまつわる雑学情報なども入れておこうかと思います。

最低賃金とは?

まずはこの仕組みの意味あたりからご説明をば。

最低賃金(さいていちんぎん)とは、最低限支払わなければならない賃金の下限額のこと。最賃(さいちん)とも略される(法律上は略称として定義されていないが、新聞記事の見出しや労働組合等では用いられている)。ナショナル・ミニマムのひとつ。

労働基本権に基づくもの。多くの国では労働者の基本的な権利として広く適用されているが、必ずしも全ての労働者に適用されるものではなく、外国人労働者は対象外とするような特定の層に対して減額や、適用除外が行われることがある。シンガポールのように清掃業と警備業、造園業を除き最低賃金制度は存在せず、賃金は労働力の需要と供給のバランスで決定される国家もある。

傾向としては、発展途上国やフランス語圏の国では、広範に最低賃金が適用されている。

wikipediaより

国により額や運営の方式は様々ですが、ようは、労働者の賃金に対して、このくらい働いたら、最低限いくらいくら支払いなさい、という法的な指定金額ですね。
こういう規制がないと、それこそタダに等しい額で、家庭の苦しい若い子供などを働かせる奴隷労働が横行しますもんね。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/minimumichiran/

日本においては、国での共通額はなく、都道府県ごとに定めているようです。
九州各地のような760円くらいから、東京、神奈川のような1000円近くまで幅広いです。

最低賃金、という定義からしたら、国内統一の方がよい気もしますが、
その場合、高い東京に合わせないと、もしくは全国平均くらいでないと、悪影響デカいですし、かといってそうなると経済規模が小さくて今の額に落ち着いている、最低賃金低めの県では厳しいんですかねえ。
一般市民もまともに生きられる世の中にするには、全国今の東京くらいにする必要はあるとは思いますけどねえ。
総理も言ってますね。


実際、まともに生活していき、少なくとも標準的な共働きカップルなら結婚や子育てくらいできないと、少子高齢化は止められないでしょうし、そう考えたら、どんな仕事でも最低自給1500円、もっと言えば、将来の備えも考えたら、時給2000円くらいは必要なんじゃないでしょうかね。
時給2000円で月160時間働けば月収32万円、税金や年金を引いてもまあまともに生きられるかと。
当然払う側の負担なんて、これまで不当に搾取して私腹を肥やしてきた連中の懐なぞ、全部没収で当たり前なんじゃないですかねえ。

http://world-fusigi.net/archives/9441341.html

よくこうした格差を語る際に永遠のテーマとなりうるのが、
人は生まれ持って平等、の精神で、大人が格差や立場のリセットは難しいとしても、
子供の教育機会等は平等にしろ、
教育の無償化、大学の無償化、などが声高に語られますが・・・。

逆に、子供のスタートラインを常にそろえるんでしたら、
親世代の努力は無駄なのですか?と。
本人ががんばって財を成したことなどは、当人が豪遊できたことで満足しろ、
子供はリセットね、てのの方が、自分の愛する子供のためによりよい環境を用意してやりたい、みたいな親心を全部踏みつぶすことになりますよね。

どんなに悪環境でも、同じその中での努力で、周りより賢く、よりよいランクに上がってくことはできるわけで、
それを積み重ねていけば上層にもいれるわけで、逆に生まれながらにして底辺、て、これまでの親世代、先祖たちが何も積み上げてこなかった結果ですよね。
なのに、それを無視して子供の環境は平等に、って、それもう社会主義、共産主義の思想で、積み上げたものが毎度無視されるなら、誰も上を目指す努力なんてしないですよね。

そんな極端なことは言ってない、最低限誰でも大学に無償で行けるようにしろ、なんて言う人もいますが、そのためのコストは?
結局底辺の穴埋めで、今いる多くの子供たちを引き上げるための莫大なコストは、富裕層からむしり取る、しかもとんでもない額の負担をさせて、それでやっと機会の平等までたどり着く・・・
でも、その環境を与えられても、やっぱり怠惰にただ生きてればいいや、の精神の人間も多数生まれるであろうことを考えたら、楽をしたい人はいいとしても、努力して積み上げてきた人間からしたら、ふざけるな、て話になりますよね。

まあ、少子高齢化対策で、質はいいから、とにかく子供を増やせ、というだけでしたら、あながちこのひたすら底辺を減らして中流を増やす作戦も間違ってはいませんけど、今度そうしたら、上層の足を引っ張るばかりで、社会全体の成長や富が減少してくだけですよね。
今でさえ1割の優秀な人間が9割の愚民を率いている国だというのに、こんなん上の足引っ張るだけの声を聞いていたら、1%の指導者が99%の愚民を引っ張るはめになり、まあ、早晩破綻しますよね。
少なくとも、就業意欲などを考えたら、人が永遠に生きられない以上、後世のための努力は認めないとですし、今のように、努力して優秀にさえなれば無償の奨学金や、特待生制度みたいなもので評価する、というシステムが限界じゃないでしょうかね。

こうちゃん

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